セキュリティエンジニアって楽しい?
どんな人が向いている?

このような悩みを解決する記事を用意しました!
現役セキュリティエンジニアが実体験と周囲の声も交えながら、セキュリティエンジニアの楽しさについて解説します。
本記事でわかること
この記事を読み終わるころにはセキュリティエンジニアの魅力や、自分に向いているかがわかるようになりますよ。
セキュリティエンジニアに興味がある場合は、ぜひ参考にしてください!
セキュリティエンジニアは楽しい?現役が語る魅力とやりがい

セキュリティエンジニアは「楽しい」と感じている人が多い仕事です。
新しい知識や技術を学び続けられる点や、自分のスキルで社会を守る実感がある点が理由です。
自分のスキルで企業や社会を守る実感が得られるため、達成感ややりがいを強く感じることができます。
【体験談】現場で感じたセキュリティエンジニアの魅力
セキュリティエンジニアの魅力は、ゲーム感覚に近い点にもあります。
たとえば下記場面などでは、謎解きをしているような面白さがあります。
- 脆弱性を見つけた時
- 攻撃の痕跡を発見した時
また、毎日の業務で新しい技術に触れられるのも魅力のひとつです。
やりがいは達成感と社会への貢献
やりがいは、達成感と社会への貢献にあります。
たとえば、攻撃を未然に防いだり、脆弱性を発見して改善につなげたりする場面では、自分の働きが明確な成果として実感できます。
また、セキュリティの仕事は社会全体の安全に直結しており
このように、社会の役に立っているという実感が、大きなやりがいにつながっています
セキュリティエンジニアの仕事内容

セキュリティエンジニアの仕事は多岐にわたります。
日々変化する攻撃手法に対応するため、幅広い業務に取り組みます。
ここからは、セキュリティエンジニアの仕事内容について紹介します。
主な仕事内容
セキュリティエンジニアの仕事は、職種や配属先によって大きく異なります。
仕事内容には下記などがあり、多岐にわたります。
- 監視
- 分析
- 診断
- 設計
- 提案
一人ひとりの役割は異なりますが、共通するのは「情報資産を守る」という使命です。
仕事の幅が広いからこそ、自分の得意分野を活かして働けるのがセキュリティエンジニアの魅力の一つです。
分野別の業務例
分野ごとに業務内容は異なります。
ここでは下記業務について解説します。
- 脆弱性診断
- ペネトレーションテスト
- SOC
- フォレンジック
脆弱性診断
システムやアプリケーションにある弱点を洗い出します。
そして、結果を報告し、安全に使えるように改善点を提案します。
ペネトレーションテスト
実際に攻撃者になりきってシステムへの侵入を試みます。
防御の弱点を見つけ、現実的なリスクを明らかにします。
SOC
サイバー攻撃を監視する専門のチームです。
24時間体制でネットワークを見守り、異常を検知します。
フォレンジック
攻撃の証拠を集めて、どのように侵害されたのかを分析します。
問題の原因を突き止め、再発を防ぐ対策を考えます。
サイバーセキュリティの社会的な役割と意義
サイバーセキュリティは、現代社会に欠かせない重要な分野です。
個人情報や企業の機密だけでなく、電力や交通など社会インフラの安全にも深く関わっています。
セキュリティエンジニアは、こうした重要な仕組みをサイバー攻撃から守る役割を担っています。
自分の仕事が社会の安心と信頼を支えていると実感できる職種です。
どんな人が向いてる?未経験などの可能性

セキュリティエンジニアに向いているのは、学習意欲や観察力のある人です。
また、近年は未経験から挑戦する人や女性エンジニアの数も増えています。
ここでは、以下について解説します。
- どんな人がセキュリティエンジニアに向いているか
- 未経験でも目指せるか
- 性別や文理は関係あるか
向いているのは学習意欲と観察力のある人
セキュリティエンジニアに向いているのは、学習意欲があり、観察力のある人です。
日々変化する攻撃手法に対応するためには、常に新しい知識を吸収し続ける姿勢が欠かせません。
また、脆弱性や攻撃の痕跡は一目でわかるものではないため、細かな点にも気づける観察力が求められます。

僕の周りにいるセキュリティエンジニアの多くが、こうした特性を持っています。
特に、学ぶ意欲と観察力は、セキュリティの分野では大切な要素です。
未経験でも目指せる?キャリアのはじめ方
セキュリティエンジには未経験でも目指せる職種です。
一方で、そのような経験がない場合でも心配いりません。
まずはITの基礎、とくにネットワークの仕組みを学ぶことから始めるのがおすすめです。
実際に、僕のチームにはエンジニア未経験からセキュリティエンジニアへ転職してきた方もいます。
そのように、実務経験を積みながら徐々に専門性を高めていくことで、誰でも目指せますよ。
女性も活躍できる?性別・文理を問わない可能性
セキュリティエンジニアは、性別や学歴に関係なく活躍できる仕事です。

実際、周りに女性や文系出身の方が複数いますし、第一線で活躍されています。
特定の経歴や属性が求められるわけではないので、自分には無理だと感じる必要はないですよ。
楽しいだけじゃない?大変さと「やめとけ」と言われる理由

セキュリティエンジニアは大変な面もある仕事です。
責任の重さや成果が見えづらい点など、大変な側面もあります。
「やめとけ」と言われる背景にはこうした現実があります。
しかし、これらの大変さを乗り越えた先に、他の職種では味わえない達成感が待っています。
責任が重い
セキュリティエンジニアには大きな責任が伴います。
サイバー攻撃は予測不能であり、発生時には一瞬の判断が被害を最小限に抑える鍵となります。

インシデント発生時には迅速な対応が求められるため、プレッシャーが大きくなります。
ただし、その分だけ社会に貢献している実感や達成感を得られる場面も多く、やりがいにつながります。
成果が見えづらい
セキュリティエンジニアの成果は外から見えにくいことがあります。
防げた攻撃などは「何も起きなかった」こととして処理され、実際の貢献が伝わらないことも少なくありません。
それでも、自分の仕事が社会の安心を陰で支えているという誇りを持って働いている人は多いです。
常に情報のキャッチアップが必要
サイバー攻撃は日々進化しており、セキュリティエンジニアには常に最新の知識をキャッチアップする姿勢が求められます。
専門性が高く、勉強のハードルも高いため、負荷を感じることもあるでしょう。
セキュリティエンジニアの将来性とキャリアパス

セキュリティエンジニアには将来性があります。
総務省の情報通信白書によると、サイバー攻撃の高度化・複雑化に伴い、対策を担うセキュリティ人材が深刻に不足しています。
ニーズは今後さらに高まっていくと考えられます。
また、セキュリティエンジニアのキャリアパスは多様です。
現場経験を活かしてセキュリティコンサルや教育分野に進む人も多くいます。
セキュリティスキルを土台として他のITエンジニアへ進む人もおり、多様な選択肢があります。
まとめ|セキュリティエンジニアはやりがいと楽しさのある職種

セキュリティエンジニアは、やりがいや楽しさのある職種です。
責任の重さや学び続ける努力が必要な一方で、その先には大きな達成感があります。
未経験からでも実際に活躍している人も多くいます。
セキュリティに興味があれば、是非セキュリティエンジニアへ。
今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです。